本体とダイヤフラムポンプ

ギンブル機構(特許出願済)

タッチパネル操作画面

特徴

全方位揺動(ギンブルモーション)ステージによる回り込みが良いコーティングが可能
完全ドライ排気により試料の汚染防止(ターボ分子ポンプ+ダイヤフラムポンプ)
Cr,ITO,Cu,Ni,Pt,Au,Mo,W等多種類のターゲット使用可能
特殊シャッター機能により試料の熱損傷抑制
ヘッド数1又は2を選択出来ます

<オプション>

プラズマクリーニング(本体オプション)により有機系異物除去・表面親水化処理可能
カーボンコーティングアタッチメント(オプション)によりカーボン被膜生成が可能(現在製作中)

仕様

スパッタリング
方式
DCマグネトロンスパッタリング
放電電圧:DC 1500V max
放電電流:DC 100mA max
ターゲット(別売) Cr、ITO、Cu、Ni、Pt、Au、Mo、Wなどオプションとして各種ターゲットを用意
使用ガスAir、Ar
到達真空圧10-4Pa以下(スパッタ時1Pa)
チャンバー内寸φ100mm (1ヘッド)、φ127mm (2ヘッド)
試料ホルダーφ50mm (1ヘッド)、φ85mm (2ヘッド)
揺動角度0~20°
真空排気主排気:ターボ分子ポンプ(本体内蔵)
補助排気:ダイヤフラムポンプ(外置き)
寸法本体
 360W×415D×480H (1ヘッド)
 360W×450D×500H (2ヘッド)
ダイヤフラムポンプ
 145W×223D×217H
重量本体 約30kg
ダイヤフラムポンプ 4kg
電源 AC 100V/200V(出荷時選択) 15A
納期 2~2.5ヵ月
※納期相談承ります

コーティング例

◆試料への熱ダメージ対策効果例(SEM像)

バルカーテープの表面観察(クロム膜厚:9 nm、時間 90 s、倍率x2,000倍)

熱ダメージ防止シャッターなし

熱ダメージによる収縮が観察される

熱ダメージ防止シャッターあり

熱ダメージによる収縮が観察されない。

ギンブル動作下で、凹凸のある試料表面上に均一薄膜がつけられます
(下図、ろ紙表面SEM写真)。

クロム(膜厚=3 nm)、
ギンブル30度、倍率x50,000倍

◆ 他社との粒状性能比較 (試料:スライドガラス 倍率:×100,000)

(他社)

(ATA)

◆ コーティング膜粒状性の違い例 (AFM像)

ガラス基板上の膜厚 10nm クロム膜

ガラス基板上の膜厚 9nm 白金膜

粒状が良い状態でCr非晶質膜及び白金再結晶化膜が出来ている事がわかります。

◆ギンブル動作で得られた均一な膜厚分布

🔹ヘッド形状(選択可)

1ヘッドタイプ

2ヘッドタイプ

🔹クリーニング(オプション)

クリーニング機構

※本装置の仕様及びデザイン等は、改良の為予告なく変更されることがありますのでご了承下さい。